
胃・腸に関して
- Q:胃カメラは症状が無くても受けたほうが良いのですか?
- A:胃がんによる死亡率は、依然として高く男女ともがん全体の2位です。勘違いしやすいのは、「私は、胃は丈夫だからがんは無い」と、思うことです。がんの怖いのは、どんながんでも相当進行するまで、症状はありません。早期発見が、一番大事です。
年一回、誕生月に必ず胃カメラを受ける患者さんがいらっしゃいます。とてもよいことだと思います。
- Q:胃の痛みがあり、買い薬を飲むと良くなるのですが、また痛くなります。どうしたらよいのでしょう?
- A:神経性胃炎、胃潰瘍などが考えられますが、いずれにしても、正確な診断を得るために胃の検査をした方がいいですね。胃潰瘍ですと、市販の薬では完全には治りません。
- Q:ピロリ菌のことをよく耳にしますが、ヨーグルト、お茶などが良いと聞きます。それでピロリ菌は消えますか?
- A:消えません。ピロリ菌は、非常に強い胃酸の中で生きています。胃酸をおさえる薬と、抗菌剤を併用する処方が必要です。医師にご相談下さい。
- Q:トイレ(大便)の回数が多くて困っています。日曜など休みの日は良いのですが…
- A:腸の自律神経が敏感なのでしょう。過敏性大腸症といいます。日常生活に支障があるようでしたら、ご相談下さい。生活指導、薬などでかなり改善します。
- Q:便秘で困っています。
- A:現代人は、江戸時代など昔の人と比べ、繊維質の食物の取り方が、十分の一以下だそうです。たくさん摂っているようでいて、まだまだ足りないようです。歩行なとの運動も、足りないようです。そういった努力をしても便秘が辛い方は、漢方などの弱い下剤から始めてみてはいかがでしょう。また、便秘の方には、ポリープ、がんなどが出来やすいと言われています。一度大腸検査をおすすめします。
生活習慣病に関して
- Q:血圧が高いと言われましたが…
- A:血圧は刻々変化しています。自宅などリラックスした状態で測っても尚、理想血圧と言われる、130/85mmHgを越えるようでしたら医師に相談しましょう。高血圧を放置すると、動脈硬化が進み心筋梗塞、脳梗塞などのリスクが高まります。
- Q:血圧の薬を飲み始めると一生飲まなくてはいけなくなるのですか?
- A:肥満、喫煙、多量のアルコール摂取など、血圧を上げる要因があれば、それを改善することによって、薬を止めることが出来ます。しかし、ほとんどの方は、本態性高血圧と言って、はっきりとした原因が無く血圧が上がっているので、動脈硬化を防ぐ意味で薬は飲み続けるべきです。
- Q:糖尿病になるとのどが渇くと言いますが、私は尿に糖が出ていると言われましたが、症状はありません。
- A:糖尿病の症状に、多飲多尿がありますが、相当悪くならないとその症状は出ません。糖尿病でなくとも尿に糖が出る揚合がありますが、血液検査をすれば糖尿病かどうかは、すぐに分かりますので、とにかく受診しましょう。
そのほか
- Q:肛門が腫れて痛いのですが、すぐに切らなければいけませんか?
- A:外来に来られる患者さんで手術が必要な方はごく少数です。
腫れ止めの内服薬、外用剤でほとんどの方が軽快します。
【診察】
- 午前 08:30〜12:00
- 午後 16:00〜17:30
【胃カメラ】
【大腸ファイバー】
【休診日】
- TEL:054-288-6555
- ※受付時間 8:30〜17:30